静岡県浜松市/カチオン電着塗装・バレル研磨・ソルベストコーティングなど表面加工はお任せ下さい。

先月の事になってしまいますが、スズキ系Tier1メーカー様の品質連絡会へ参加させて頂いた際に、2023年度優秀品質賞の内の1社として選出され、感謝状及び商品券贈呈がありました。

商品券はパート社員、派遣社員を含む対象部署員へ分けさせて頂きましたが、皆が喜びの笑みを見せておりました。品質最優先を掲げている弊社としても、結果を出したからこそ頂ける賞を光栄に思います。

しかし、先日はその対象部署の2Sが出来ておらずに注意をしました。この様な事があると、今回は理由を伴わないまぐれ勝ちだったと認識せざるを得ません。やるべき事を継続実行してこそ継続した結果が伴う事を知らない限り来年の受賞は難しいと思います。

見出し

塗装課正社員は塗装ライン作業がメインになるため、体力的な問題等を考慮してここ数年間は男性を積極的に採用してきたのですが、この度は数年ぶりに20代女性のFさんが入社となりました。 

この様な変化があった理由は、同業他社を見学させて頂いた際に当社正社員も顔負けに女性がバリバリと作業をこなしているのを驚きを持って見た事や、昨今の様々な情勢など、変化に対応出来ていない自分の甘さを痛感しての方針転換です。 

塗装ラインは未経験者でも歓迎しておりますが、Fさんは元職でも製造業で部下を抱えていた事もあり、入社初日の作業を見ると未経験ではあるものの製造業慣れしている事が一目で分かる程に無駄の無い手つきでしたので期待をしております。 

入社後1か月面談では本人からは「特に不満や不安は無い」との事でしたので、今後もFさんの様子を見たり話を聞きながら、出来るだけ心身共に急激な負担が掛からない様に徐々に、かつ試用期間内にある程度一人前に成る様に計画的に進めて行ければと思います。

今回をきっかけに塗装ラインでも女性正社員が活躍出来る様に、人・職場・会社が視点や行動を変えていく必要があります。その転換が出来る様になるまでは逆にFさんには御負担をお掛けしてしまうかも知れませんが、コミュニケーションを密に取りながら小さな問題が大きな問題に膨らんでいく前に手を打っていきたいと思います。

まだ満開ではありませんが、当社鶴見工場前の県道沿いに桜が今年も咲いてくれました。

春になる手前の僅かな期間だけとは言え、今年も変わる事無く私たちの目を楽しませてくれています。ありがとう。

昔話になって恐縮ですが、20年程前は休憩時間と言えばジュースやコーヒーを飲んだりタバコを吸いながら同じ職場の仲間と話をしていたものです。変わって今は、少数派となった喫煙者は分煙の為に休憩所とは切り離された場所で喫煙し、休憩所では各々がスマホを操作していて会話はあまりありません。良いか悪いかは別にして、これも時代の流れだと感じる事があります。

設置から暫く経ちますが、当社では無料Wi-Fiを使用出来る環境を整えました。コロナ禍で仕事減に伴い収入が減ったり、物価高により生活への負担も大きくなった方への配慮の一つでありますが、実際に「Wi-Fiを使用出来る様になって金銭面で助かっている」との声も聞こえると率直に嬉しくなります。 

働く時間帯だけでは無く休憩時間も考えた環境作りの別の例として、鶴見工場建設時には食堂内に寝そべる事が出来るスペースを設けました。これは、現在の鶴見工場へ統合する前の各工場では休憩場所が狭く従業員が昼休みもゆっくりと休めないという、非常に心苦しい光景を長年に渡って見てきたことが起因しています。

今では昼休み時間に利用者が仮眠を取って疲れを癒しているのを見ると、設置して良かったと思う事が度々ありますし、私自身も仮眠を取る事で午後の業務に備えております。

また、災害時の避難場所としても利用が出来る様に布団等の用意もしてあります。

時代の流れや従業員の言動から様々な環境を整えているつもりですが、結果としてそれほど好評とは言えない事も確かにありました。しかし、今後もめげずに何か出来る事は無いか気配り、目配りをしながら環境作りをしていきたいと考えております。

弊社では虚礼廃止の流れ、デジタル環境への移行、カーボンニュートラルの達成に向けた事情活動の観点から、2024年1月の年賀状を最後とし、すべてのお取引様に対して、年賀状による新年のご挨拶を控えさせて頂くことをご案内申し上げます。

又、弊社への年賀状によりお心遣いはご無用にてお願いしたく存じます。何卒、ご理解賜りたく宜しくお願い申し上げます。

日本の国際公約となった「2050年カーボンニュートラル」。日本のGHG(温室効果ガス)排出を実質ゼロを実現する為に企業への対策を義務付ける動きも進んでいます。そして今後の中で益々加速するのがサプライチェーン全体での脱炭素化となります。

サプライチェーンの上流サプライヤーである当社も今後の中で各得意先より脱炭素化の要求はより厳格化され、脱炭素経営をする事が企業としての責任の1つとなり、それが企業として生き残っていく手段の1つとなります。

ただ、残念な事に当社の主力事業でもある塗装関係は自動車産業の中でもCO2排出量が最も多い分野の1つとされています。よって、最悪のシナリオとしては今後の中では塗装事体が採用されない、又は採用が減少していく状況にもなりかねない為、早急に脱炭素化経営を行わなければならないのです。

当社では2007年より約16年間、環境省が定めた環境経営システムに関する第三者認証・登録制度であるエコアクション21を取得しております。エコアクション21の活動の中でCO2排出量等の環境負荷に関する過去のデータ蓄積もあり、脱炭素経営に必要となる分析も効率的に行う事が可能となります。

現時点で当社でのCO2排出量の約70%は電力によるものであり、約20%の電力量を削減可能な太陽光発電システムの導入は脱炭素経営への非常に大きな第一歩となるのではないかと思われます。

約3週間の工事期間を経て太陽光発電システムの設置が完了致しました。

設計施工は取引先金融機関からのご紹介による㈱ウエストエネルギーソリューション様となります。当社としても久しぶりの大型投資となる為、採算性、維持管理性、補助金、優遇税制等を慎重に精査した上での決断となりました。

今回導入した太陽光パネルの容量は162kwとなります。工場内では常時稼働している設備もあり、休日等でも発電した電気を効率的に使用する事ができる為、通常は約70%程度の自家消費率が当社の場合は約87%と非常に高い数字となります。

これにより年間使用電力量にて約20%程度の電力量削減となり、高騰している電気料金の大幅な削減にも繋がります。更にどこまで効果があるかは未知数ではありますが、付帯効果として、太陽光パネルによる夏季の遮熱効果も期待したいものです。

現在育児休業中のKさんが生後5か月のお子さんを連れて来社されました。お子さんは初めて拝見しましたが、順調にスクスクと育っているのが分かり嬉しく思います。 

毎日のお子さんの夜泣きによる睡眠不足の中でも来年の保育園入園に向けて既に活動をしているとの事で、入園するにも色々なご苦労がある事を知りました。 

お子さんが入園できた場合は職場復帰となりますが、復帰後は産休前の勤務日や勤務時間とは変更を余儀なくされるだろうとの事です。特に復帰直後は体力面の不安もあると思いますが、そこは当社が進めている「勤務時間の柔軟化」で対応するので問題ありません。以前にはお子さんの夏休み期間限定で勤務時間短縮に対応した実績もありますし、要望があれば遠慮なく申し出て下さい。 

まだ暫く大変な日々が続くと思いますが、ご自身の健康にも気を付けて育児に専念して下さい。来年の復帰をお待ちしております。

23/09/02 ウェイクボード

コロナ5類への移行に伴い、中止としていたウェイクボードを3年ぶりに行う事となりました。メンバーの都合がなかなか合わず僅か3名の参加でしたが、月明かりと朝焼けが同時に見られる清々しい朝530に奥浜名湖を目指して出航しました。 

開催は3年ぶりではありますが、私個人は恐らく7~8年振りの参加であり、その間には天命を知る50歳を超えてしまったため、体力的な不安を抱えておりました。結果として「波に乗る」と言うよりも「海上引き回しの刑に処す」と言った方が近かったかも知れませんが、心地よい約3時間を過ごす事が出来ました。今年中に再度行けるのならば、次は78歳若かった頃より上手に出来る様な気がします。

スポーツも仕事も共通点として、上達を図るのであれば年齢や環境等の出来ない理由を並べずに、繰り返しチャレンジする事が必須だと思います。 

身近でマリンスポーツが可能な環境、会社で船舶を所有して自由に使用できる条件もさることながら、金銭面(相場では15分で5000円程度、ガソリンもかつてない高騰)での負担が無い事、ボートで風を切って走る爽快感、気軽に何度も出来ない非日常のスポーツ体験等を考えると非常に贅沢な遊びをさせて貰えて会社には感謝します。 

中止としていた3年間で入社された若者も複数名いるので、次回以降は老若男女問わず参加して貰えれば会社外で共通の楽しみが出来、更に会社内でのコミュニケーションが取り易い環境に繋がるかも知れません。

※滑走中の右写真はイメージであり、当社社員ではございません。

業務課でMさんが役職者に任命されました。これで女性役職者は現在2人、通算3人目となります。世界と比較して日本では色々な業界にて女性リーダーが少ないと言われております。そういう意味でも女性役職者が誕生した事に嬉しさを感じます。

私には部下からの提出書類に対するMさんの捺印やコメントが今はまだ非常に新鮮な景色に映ります。これからはコメント一つを書くにも部下の成長のために、褒めたり、叱咤激励したりと頭を悩ますと思いますが、新鮮さが無くなり当たり前の景色となっている頃には色々な経験を積んでもっと力を付けている筈です。 

 

業務課は当社全ての製造現場を司る職場でもあり、得意先も多く、多岐に渡る業務であるので大変ではありますが、目標を持って頑張って頂きたいと思います。

夏休み前の最終日に、コロナにより中止していた上記の会を約38か月ぶりに開催致しました。初めて発表する方もいましたが、先輩達の発表を参考に頑張ってくれたと思います。

発表会は質疑応答が活発に行われ、他部署の発表内容を自分達にも展開出来そうだとの意見もあり、開催目的の内の一つを果たす事も出来そうです。ただ、正社員には必須としている改善の提出が出来ない方がいるのは残念でなりません。

納会では対象者へ特別賞与が手渡されました。今回の特別賞与はそれぞれ違う観点から見た4つの賞を設けましたが、4つの共通点は自発的・継続的に会社に貢献して頂いた点と、今後の期待になります。4つに分けた事で半数以上の方が受賞されたのですが、人それぞれ色々な形で会社に貢献が出来る事に気が付いて貰えれば嬉しいです。次回以降も新しい賞を見つけたいと思います。

受賞金額は受賞内容と受賞数により変わりますが、宝くじでちょっとした金額が当選した位の額になったと思います。聞くところによると、パソコン購入旅行、食事等々、連休前の思わぬお小遣いで夏休みを楽しんだ方もいれば、物価高騰で厳しくなる生活費への足しとされた方もいる様です。

 特別賞与は前提として会社の業績次第の所もありますが、不確実な宝くじの当選と違い、気持ちと行動次第で受賞が可能なので、次回まで引き続き貢献や協力をして頂き、更に受賞者が増えて頂ければと思います。会社としてはこれからも貢献度に応じて従業員への還元を継続的にしたいと常々考えております。貢献と還元が良いサイクルで回していける事が会社として理想的では無いでしょうか。

 そして納会の最後には連休中のおやつとして、毎回恒例のお菓子の詰め合わせを参加者全員に渡して、夏休みへ突入となりました。。これらは今は亡き会長のアイデアから始まった事で、たかがお菓子の詰合せではありますが、会長の女性目線から社員を労わる気持ちを表現したちょっとした心配りです。この様な慣習は女性ならではの発想ではありますが、良い慣習は可能な限り継続していきたいと考えております。

リーマンショック、東日本大震災、半導体不足等、社員からは「今回は賞与無しを覚悟していた」と言われる様な会社の業績を大きく悪化させる出来事や災害が過去に何度もありました。

 コロナ禍では誰もが知る大手航空会社ですら賞与が出ない様な状況でも、金額は満足してもらえないかも知れませんが、当社は何とか年2回の賞与は支給し続けてきました。そして今年の夏もこれまで同様に賞与を出す事が出来ました。

当社では賞与明細を正社員各人へ渡す時には経営者と面談をしております。基本的には経営者側から何かを伝えるよりも、先ずは各人の話を聞く事に重点をおいています。普段の各職場での立ち話とは違った、職場や人に対する不安や愚痴、社員自身やご家族の体調不安等の込み入った話、普段から直属の上司に言おうと思っていても言い出すタイミングを逸していた様な話等々があります。そして、各人から聞いた内容で必要があれば各職場の役職者にも展開して職場改善に繋げます。 

日常業務でも感じる事ですが、「何か異常や問題があれば本人から打上げがあるだろう」と受動的では無く、能動的にホウレンソウの場を設けなければ従業員たちの本音やタイムリーな情報を得られずに、コミュニケーション不足による弊害が出る場合があります。 

この様な小さな事でも、過去に既述した「従業員が働き易い職場環境づくり」のための「職場環境・人間関係への配慮」になればと思います。また、正社員だけでなく、以前の様にパート社員さんとの面談も復活させる事が今後の課題です。

毎年この時期に悩まされるのは豪雨と猛暑です。特に豪雨は昨年、今年とこの地域でも線状降水帯による河川氾濫等で甚大な被害が発生しております。幸いな事に弊社では豪雨による被害は発生しておりませんが、工場が稼働中に豪雨が発生したりすると、業務に多大なる支障が生じますし、品質にも影響が発生します。 

特に当社の様な表面処理業ではお客様の支給状況によっては加工前製品や完成品箱等が山積みになる事も珍しくありません。又、社内の在庫や荷量をコントロールする事も非常に困難な環境におかれています。 

この様な環境下で豪雨によるトラブルを最小限にする為に、メインの塗装工場の軒下に大型シートカーテンの設置を致しました。投資額としては非常に大きく、工事業者の話ではここまでの大型工事の実績は非常に少なく、骨組みもこの近隣ではできる業者はなく、県外の業者への委託となったようです。このカーテンを使用する機会はそれ程多くはないかと推測しますが、いつ豪雨が発生しても最小限の被害に食い止める環境整備が今回の投資の目的です。

 又、猛暑に対しても、既に春頃よりスポットクーラー、冷風機の増設を順次してきました。今年は作業時間としてはそれ程長くはないけれども定期的に作業しなければならない、どちらかと言うと裏方的な作業場所への設置をメインとして今迄に対策ができていない場所へも投資を致しました。これでかなりの職場に猛暑対策での環境整備が整ったのではないか思われます。ただ、これらにより電気容量不足が発生し、これらの増設工事も急遽追加で行いました。

 この工場を竣工した際には、それ迄の旧工場と比較してスペース的には十分すぎる広さを喜んでいましたが、当初の竣工計画にて敢えて削除したシートカーテン計画をこの時期に設置しなければならないのは、それだけスペースに余裕がない程の受注を頂いているという事の裏返しであり、大型出費は痛い反面、非常に喜ばしい事ではないかと思われます。

製造業における従業員の平均年齢は38才と聞いた事がありますが、弊社従業員の平均年齢は45(20236月時点)と少し高目となっております。

高い理由は若年層が少ないからと言うよりも、65才の再雇用以降も就労頂いている方も含め、70~80才代の方も複数名いるからです。なので、高齢者の割合は製造業全体の平均以上となっております。逆に若年層の割合も製造業における平均割合(25)を上回っており、若い方も多い事が分かります。 

平均年齢は高いですが、各年齢層のバランスに偏りが無く平均化しているため問題視しておりません。高齢者の割合が平均以上なのも悪い事では無く、知識や経験を持った勤勉な年齢層がいつまでもこの会社で働いていたいと思って貰えているのでは無いかと良い方向に解釈をしております。 

厚生労働省では「人生100年時代に、高齢者から若者まで全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています」と言っている様に、弊社もその一端を担う事が企業としての責務とも思っております。 

また、更に若年層から入社したいと思われる様な魅力ある会社になり、欲を言えば各部署の年齢層も平均化する事が出来れば理想的な状態ですが、そうなるにはまだまだ時間が必要になりそうです。 

先日掲載した「21才以下の従業員」が活躍してくれています。今度は本人達のインタビューと上司の評価を掲載したいと思います。

   前職業務内容  ②退社理由  ➂入社後の状況  ④上司の評価

 正社員 Mさん21才:勤続 約210か月

  学生だったので働いた経験はありません。ただ、学生時代には授業の内容が自分には合っていないとか、周りと馴染めないと感じる事がありました。

頻繁に動くので体力的にキツイと感じる事があります。 でも、分からない事は丁寧に教えてくれたり人柄が良い人が多いので助かります。仕事が終わってからもプライベートな相談にのってくれる先輩も何人かいます。

④塗装ライン作業は刻一刻と状況が変わる中で、どうすれば円滑に出来るかの瞬時の判断力が優れています。非常に几帳面な性格で決め事を守るのは勿論の事、ミスは殆ど無く、当社の掲げる品質優先を理解・実行してくれています。穏やかな性格でもあるので新人教育係としても的確な人材です。

 

正社員 Wさん20才:勤続 約12か月

 小売業でレジ打ちのバイトをしていました。

 正社員になりたかった事と上司のパワハラが原因です。

 パワハラも無く働き易い環境です。土日の週休2日の事が多いので、気持ちを切り替えて月曜日から頑張る事が出来るのが嬉しいです。

  終礼の問題点打上げや改善対応に対しても自ら発言や対応をするなど積極性が目立ちます。また、入社以来、体調が悪いと聞いたことが無い程に体調管理がしっかりとされています。出勤時間を1時間早く出来ないか訊ねても二つ返事で了解してくれる、残業も最後までやってくれる等、非常に協力的な態度が好感の持てる若手です。

  

正社員 Tさん20才:勤続 約8か月

 食品関連の工場で調理・盛り付け・運搬などをしていました。

 勤務時間がバラバラで、眠れなくなったり薬を服用したり体調を崩したので退社しました。

分からない事を聞けば先輩達が優しく教えてくれるので、人間関係は問題ありません。体力的には疲れる事もあり、良く眠れます()。勤務時間が決まっているので予定が立てやすいですね。

  最近では少し難しい新しい業務を覚えて貰う事になり、この業務の標準書を初めに渡したところ、自発的に予習を行ってきてくれました。その結果、マンツーマンで約3週間教えていますが、覚えが非常に良く、質問は的確にしてくれるので教える側も嬉しくなります。今後も大きな期待や可能性を感じる事が出来る若者です。

 

パート社員 Oさん21才:勤続 約1ヵ月

   カーメーカーで組付けライン作業をしていました。

 作業内容が体力的にキツかったからです。繁忙期の土曜出勤も辛いと思っていました。

   体力的にも内容的にも作業しやすい仕事です。土曜日は休みの契約にしているので助かります。ただ、同世代の同性がいないので少し寂しいです。

   入社してまだ1か月足らずではありますが、新人がしがちな大きなミスが無く、誰に聞いても物覚えが良いと評判で、これからも色々な事を覚えて貰いたいと思わせてくれます。どんな世代の人とも屈託なくコミュニケーションがとれる人柄も素敵な新人さんです。

 

 

 

塗装課では現在21歳以下の若者が3名就労しています(今月途中にも1名入社されたので実際には4名となりました)。

ただ縁がなかっただけなのか、若者は直ぐに退職してしまうと勝手な思い込みをして敬遠していたせいか、近年の当社では珍しく、極めて若い年齢層が複数名揃った事で職場を見る事も将来も楽しみになっています。

入社時期や個性や経歴は皆バラバラですが、試用期間中の定期面談では3名共に「不安、不満、愚痴は無い」「入社前(面接・職場見学時)と入社後の印象に大きな開きは無く、思っていた通り」と口を揃え、最初に入社したM君は「年上ばかりで緊張して入社したが、皆が優しく接してくれたことが予想外だった」と良い方向で予想が外れた者もいれば、最後に入社したT君は「体力的には大変だけどやりがいがある。やっていて楽しい」と、普段の表情からはうかがい知れなかった嬉しいコメントもありました。やはりコミュニケーションを取ってこそ知り得る情報はあるものです。親子以上も年が離れている私は今後も適度な距離感を保ちながら若者と接していこうと思います。

一般的には新卒者の30~40%は3年以内に辞めてしまうと言われます。若者が直ぐに退職してしまうのは事実として多いのかも知れませんが、本人だけの原因ではない筈です。少し気になったので当社の現従業員で調べた所、新卒ばかりではないものの、10代で入社して15年以上在籍する方が6名おりました。多いのか少ないのか判断が難しいのですが、入社したての若い頃から居心地が悪くないと感じてくれているのだと思います。

時代の流れや他人を変える事は難しいので自分たちが変わるしかありません。当社も色々な失敗と反省を繰り返しながら働き易い環境を整えているので、若者でも長く勤めて貰える事実が更に増え、「若者は直ぐに退職する」と言うのは当社にとっては思い込みであったとなる日が来る様にしたいと思います。

M君、W君、T君、今月入社のOさん、愚痴や不安や分からない事があったら遠慮なく伝えて下さい。こちらからも時々声を掛けてみます。共に頑張って成長していきましょう!

 

 

施行から暫く経過してしまいましたが、月例朝礼ではパワハラ防止法をテーマとしました。

大筋としては「パワハラと指導の違い」「問題発生時に対応しない企業への世間の評価」「対象者への処分」等の話をしました。我々の様な中小企業といえども防止措置が義務化されたので、報連相を待っているだけの受け身の体制では無く、QDCS同様に攻めの姿勢が必要です。

被害者の心を蝕み、時には命すら奪ってしまうパワハラは、社内から根絶しなければいけません。私の様な役職者も含めて、社内の誰であろうと対象者には懲戒処分を科す強い決意も従業員の前で示しました。

しかし、「怒ると叱る」が違う様に「優しさと甘やかし」も間違えない様にしないと、間違った方向に従業員が育ってしまい、軟弱な組織になってしまう恐れもあるので冷静な判断が必要です。

以前も既述した様に、当社では「従業員が働き易い職場環境づくり」の柱の一つとして「人間関係への配慮」も行っています。その甲斐もあり、先輩社員の新人への対応が良く、入社後の定期面談でも新人からは「働き易い」と言われる事も多くなり、結果として若者の定着率が上がった部署もあります。先輩たちの対応を見ても甘やかしではなく優しさや気遣いであるので、全社的に展開をしたいと思っております。

主要客先の内、5社からは納入品質実績が毎月送られてきます。2021年度の結果も出揃いましたが、今年も5社全てで不良0を一年間達成出来ました。過去数年間も0であり、手前味噌ではありますが、不良0の継続は従業員が一丸となった立派な成績であり、ただのまぐれ勝ちでは無いと思います。

また、先日はUF装置メーカーの点検が1.5年ぶりにありましたが「理想的な結果で言う事が無い状態」と最高級の評価を頂けました。塗料や設備の管理状態が良い証拠だとの事です。

当社としては変化点管理は慎重に行っているものの、日常管理に関しては特別な事を行っているつもりはありません。しかし、原理・原則に則っての管理方法が良い結果に繋がっている様です。それにより製品への品質影響が良いだけでなく、フィルターの交換頻度や薬品洗浄も他社と比べて格段に少ない様なので、経費削減にもつながっております。

HP上には当社の7つの強みを挙げておりますが、今回の結果はその中の「品質」「設備管理システム」に当たります。主観的事実に基づいて自称「○○が強みの企業」では無く、客観的事実に基づいて自他共に認める「○○が強みの企業」とならなければ、HP上で大風呂敷を広げただけになってしまいます。

また、8つ目、9つ目の強みを挙げられる様に更なる精進も必要です。

2月に塗装課の外観検査員として2名のパートの方が入社されました。1ヵ月経過時点での面談に引き続き2か月経過時点でも面談をして、マイナス面、プラス面、色々な意見を頂きました。

  • 客先や部品の種類が多いので覚える事も多い。
  • 経験を重ねれば分かってくると思うが、製品毎の外観判断基準が難しい。。
  • 持ち上げられない事は無いが、製品によっては重いと感じる物がある。
  • 少しづつ出来る事が増えて、楽しくやりがいがある。
  • 先輩たちが優しく丁寧に教えてくれる。
  • 様々なハラスメントがないので安心。
  • 多品種小ロット品の検査が多いので、飽きが無く、時間の経過が早く感じる。
  • 言われた通りだけの作業では無く、作業の順番を自分で判断させて貰える事もあるので面白味がある。
  • 人間関係では適度な距離感を保て、煩わしさも無くて楽。
  • 私用による早退や遅刻に融通が利き、勤務時間も自分の好きな時間帯を選べるので、子育て中の人にもありがたい。

業務内容・人・考え方等に対して人それぞれ様々な相性があり、同じ事実に対しても人によって捉え方が全く真逆にもなる事もあるので、万人に合う組織を作るのは無理だと思います。しかし、岸田総理の様に「聞く力」を持ち、その情報を生かして「変える力」を持たないと「退職=退職者個人に原因」として済ませがちになるので注意が必要です。

当社は中小企業なので、大手企業の様に数字で表せる項目は良い待遇とは言えないかも知れませんが、厳しさの中にも数字では表し切れない居心地の良さや、やりがいを見出して頂ければと思います。

これからは終身雇用が難しいと大企業でも言っておりますが、当社では皆が定年まで在籍して貰えれば、会社も従業員もお互いにとって良い結果に繋がると信じております。

BCP構築目的の1つとして、昨今、隣県の大手自動車部品メーカーを襲ったサイバー攻撃やエモテットのような攻撃メールからの被害を最小限にする事が挙げられます。上記の自動車部品メーカーへのサイバー攻撃が結果的にカーメーカーを稼働停止に至らせた事を考えると如何に事前対策が必要であるかと再認識させられます。

当然の事ながら、当社の様な中小企業ではIT関係の専門部署や専門担当者がいる訳ではありません。その様な状況下、常に危険に晒された状態で不安を感じながらの業務ではなく、コストを費やしてでも専門業者に依頼し、十分に対策された環境の中で安心した業務を行う事を選択しております。

幸いな事に当社では以前よりNTT様との良好な関係を構築しており、サイバーセキュリティ対策も全て「NTTセキュリティおまかせプラン」にてゲートウエイセキュリティを採用し万全の対策を取って参りました。

NTT様からも、事業規模としては当社のセキュリティ精度は非常に高い環境であるとのコメントを以前より頂いておりましたが、上記のサイバー攻撃の情報を受け、より高い精度を構築する為、オプションの機械学習型エンドポイントセキュリティを導入致しました。

人間の身体も自身の弱い部分から悪くなっていくのと同じで、企業も弱い部分から綻びが生じるものです。

よって、企業もより筋肉質で強靭な身体を常に鍛えあげる必要があるかと思います。

サイバー攻撃とその対策はイタチごっこではありますが、NTT様の様な日本を代表する企業の最高のセキュリティシステムを採用する事の安心感は何ものにも代え難いです。

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