静岡県浜松市/カチオン電着塗装・バレル研磨など表面加工はお任せ下さい。

3月初旬に隣県の某メーカーにて工場爆発事故が発生致しました。この事故の影響により、当社のメインの最終顧客であるカーメーカーも部品供給が滞り、現時点も一部のラインを休止する事態となっております。当然の事ながら、当社への影響も甚大で、工場稼働率の大巾な低下が続いております。当該メーカーからの発表によれば、この爆発事故は集塵機から発生し、爆発の原因は現時点では不明との内容です。 

この情報を受け、当社で保有している集塵機を総点検致しました。当社では電着塗装用ハンガーの塗装剥離にショットブラスト機を使用しており、その設備に集塵機が備え付けられております。投射材は亜鉛系を採用しておりますが、亜鉛系投射材はアルミニウムに比べ、着火に必要なエネルギーが約50倍、さらに爆発には最低約17倍の濃度が必要とされています。即ち、爆発危険性が最小であり、安全な環境にて使用できると認識しております。しかしながら、爆発の可能性がゼロではない為、更なる安全性を担保する目的で専門業者による点検を既に実施し、フィルター及び差圧計の交換依頼を致しました。 

更に今後の中では集塵機の危険性を全社員へ周知徹底、集塵機の点検及び清掃マニュアルの整備を行う予定です。爆発事故の規模によっては多数の死亡事故、工場建屋や設備の全壊、近隣への被害等、想像を絶する状況も想定され、この様な事態に陥れば、我々の様な中小零細企業では事業継続も危ぶまれるのも間違いありません。よって、未然防止活動の重要性を再認識し、今後も事業継続マネジメントを強化していく所存であります。