静岡県浜松市/カチオン電着塗装・バレル研磨・ソルベストコーティングなど表面加工はお任せ下さい。

当社のロケーションを確認すると、唯一の懸念点が天竜川水域洪水ハザードマップにて
「天竜川水域48時間総雨量526㎜」を前提として浸水3.0m〜5.0mのところに位置しております。
以前よりこの対策をどうするかを長年悩んできました。「移転は非常に困難である」、
「塗装設備の嵩上げも困難である」、「受電装置のみでも嵩上げできないか?」等々。
一番の現実的な高圧受電装置の嵩上げを数社に見積をとるも、やはり相当な金額となります。

そこで導き出した答えは、受電装置の嵩上げは老朽化による装置自体の更新時に行い、
受電装置内の部品位置の変更により浸水可能な高さを可能な限り高くするという案。
この案により現行よりも約300㎜程高く余裕がとれます。
今回のBCP対策はこの部品位置変更工事となります。

当社の受電装置が消防認定品という事もあり、消防署への申請もしっかりと行いました。
この投資は受電装置の嵩上げと比較したら50分〜100分の1程度となり、
最小の投資で最大の効果とまではいかないものの、それなりの効果があると思われます。
国土強靭化計画による河川改修だけに頼っているだけではなく、自分の進むべき道は自分で切り開く事が必要です。

同日、排水ピットの配管経路の改造工事も行いました。
排水ピット内にはポンプが2台設置されているのですが、その内の1台が先日故障致しました。
オールステンレスタイプの特注仕様であった為に修理納期及び修理費用にびっくりする程の時間と費用が発生しました。
残る1台も既に13年近く動き続けている為、いつ故障になってもおかしくない状態です。

しかし、又、同程度の修理納期と修理費用が再度発生するのも困りもので、リーダーのT君のアイデアにて、
ポンプの使用環境を再度見直した結果、ポンプの仕様ランクを落としても使用上の問題発生する
可能性は低いものと判断し、次回のポンプ故障時には数分の1の価格の新規ポンプを採用する事を決定しました。
それにより配管経路の改造工事が必要となります。現時点ではこの改造工事は必要ありませんが、
いつ何時発生してもおかしくないポンプの故障を前提として事前に着手致しました。
このポンプで問題が発生しなければ非常に大きなコストダウンとなり、
又、他のピットでの水平展開も可能となります。
コストダウンはあらゆるところで可能となるよい事例です。

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