
昔話になって恐縮ですが、20年程前は休憩時間と言えばジュースやコーヒーを飲んだりタバコを吸いながら同じ職場の仲間と話をしていたものです。変わって今は、少数派となった喫煙者は分煙の為に休憩所とは切り離された場所で喫煙し、休憩所では各々がスマホを操作していて会話はあまりありません。良いか悪いかは別にして、これも時代の流れだと感じる事があります。
設置から暫く経ちますが、当社では無料Wi-Fiを使用出来る環境を整えました。コロナ禍で仕事減に伴い収入が減ったり、物価高により生活への負担も大きくなった方への配慮の一つでありますが、実際に「Wi-Fiを使用出来る様になって金銭面で助かっている」との声も聞こえると率直に嬉しくなります。
働く時間帯だけでは無く休憩時間も考えた環境作りの別の例として、鶴見工場建設時には食堂内に寝そべる事が出来るスペースを設けました。これは、現在の鶴見工場へ統合する前の各工場では休憩場所が狭く従業員が昼休みもゆっくりと休めないという、非常に心苦しい光景を長年に渡って見てきたことが起因しています。
今では昼休み時間に利用者が仮眠を取って疲れを癒しているのを見ると、設置して良かったと思う事が度々ありますし、私自身も仮眠を取る事で午後の業務に備えております。
また、災害時の避難場所としても利用が出来る様に布団等の用意もしてあります。
時代の流れや従業員の言動から様々な環境を整えているつもりですが、結果としてそれほど好評とは言えない事も確かにありました。しかし、今後もめげずに何か出来る事は無いか気配り、目配りをしながら環境作りをしていきたいと考えております。